長者原ビジターセンタースタッフのブログ

九重の自然を守る会50周年記念総会

 6月19日(日)、地元の自然保護団体である九重の自然を守る会の、設立50周年記念総会が、長者原地区にある星生ホテルにて開催されました。
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記念総会の様子(星生ホテルにて)

 九重の自然を守る会は、昭和36年(1961年)に厚生省(現:環境省)の阿蘇国立公園(現:阿蘇くじゅう国立公園)の長者原管理官事務所の管理員(現:自然保護官)や、玖珠営林署(現:森林管理署)田野担当区主任、赤峰武氏をはじめとする地元住民らにより発足。以来、くじゅう山群の美化清掃活動・ミヤマキリシマ等の高山植物保護活動、飯田高原を中心とする野焼き活動、登山道の保全整備活動などを続け、今年で50年を迎えます。(会員数350名)

 日本全国、自然保護団体はたくさんありますが、50年続いている自然保護団体というのは、全国でもまれなのでは、という声をよく聞きます。

 記念総会は、九重町長や大分・大分西部の両森林管理署の署長、環境省のくじゅう自然保護官の他、歴代の環境省のレンジャーや、営林署の森林官の方々も遠方から駆けつけて、盛大に行われました!
 
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午後のパネルディスカッションの様子(左から長者原の第8代レンジャー名執氏、由布院玉の湯会長の溝口氏、法華院山荘の弘蔵氏、守る会副会長の船津氏)
 
 この19日の50周年記念総会に合わせて、18日(土)には九重の自然を守る会の初代理事長の、故 赤峰武氏の顕彰碑の除幕式が行われました。
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神事の様子

 この顕彰碑は、九重において自然保護活動の礎を築いた、赤峰武氏の功績を讃えるとともに、赤峰氏の意志を末永く継承していくことを目的に、建てられたものです。
 
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初代理事長:赤峰武

 当日は大雨にもかかわらず、赤峰武氏のご子息を始め、九重町長や九重の自然を守る会のメンバーらが多数参加して、除幕式が行われました。

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 顕彰碑の場所は、ビジターセンターのある長者原から、やまなみハイウェイを湯布院側に1.7kmほど行った道沿いに建てられています。(顕彰碑を建立したところは、地元の方の牧野が隣接しています。見学は自由ですが、ロープ柵の内側の牧野内には立ち入らないようお願いいたします。)

 最後に赤峰武初代理事長の、九重の自然を守る会会報での、巻頭の言葉を紹介したいと思います。

「九重の自然はすばらしいということを教わった。そしてこの自然は守らなければならないものであることも教わった。それから法律や制度のみでは守りきれないことがわかった。そこで生まれたのが『九重の自然を守る会』である。~自然保護運動は本来地味である。自然へのこよなき愛情がなければ続かない。説得力がなければこの運動はなりたたない。奉仕の勇気がなければ説得力は身につかない。
 九重の自然を守る会は「ほんもの」でありたいと願ってきた。これからも、この願望は捨てられない。」(会報第16号 昭和49年6月2日より)

 この地域での自然保護活動の歴史を知れば知るほど、よりくじゅうの自然がいとおしく、そしてまた、くじゅうの自然の持つ懐の深さを感じさせられます。
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by chojabaru-visitor | 2011-06-19 11:25 | 自然保護活動

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