長者原ビジターセンタースタッフのブログ

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秋の夕暮れ

 9月26日(月)、仕事が終わってから、今どんな花がタデ原湿原にあるかをチェックしようと、木道をぐるっと一周していると、西の空遠く、ほんのりオレンジ色になっているのを見つけました。

 「今日は夕焼けがきれいそうだ!」
 
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タデ原からの夕焼け空

 長者原ビジターセンターのある飯田高原は、夕日の落ちる西側は、小国富士と呼ばれる、美しい山容の涌蓋山がそびえ、飯田高原から見ると、涌蓋山方面は夕焼けスポットとして知られています。
 はやる心をおさえつつ、夕焼けスポットへ!
 
 すると…

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涌蓋山の夕焼け

 そこには息をのむような美しい夕焼け空が広がっていました。
 到着した時は、すでに夕日が山の向こう側へ落ちたところでしたが、今日最後のお日様は、夕空を紅に染め上げていました。

 この地域のお年寄りは、「夏の夕焼け川を渡れ。秋の夕焼け鎌を研げ。」と言います。
これは、「夏の夕焼け」→明日は雨が降るかもしれない。増水する前に、川を渡っておこう。
これに対して、「秋の夕焼け」→明日は晴れだ。草刈りや稲刈りのために鎌をといでおこう。
という意味を表しています。

 現在、飯田高原の農家は稲刈りの真っ最中。
この夕焼け空を見て、「明日も晴れだ!朝から稲刈り頑張るぞ!」という声が聞こえるような気がしました。
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by chojabaru-visitor | 2011-09-27 13:51 | 旬のおススメ

連休真っただ中!

 9月23日からの連休は、とってもよいお天気に恵まれています!!
ここ一週間ずっと、曇りや雨のお天気だったので、真っ青な青空を眺めると気持ちもスッキリします♪
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9月23日の長者原の様子

 ただ、お天気がよい=朝の冷え込みが激しくなるということです。
23日の夜も、飯田高原では7℃…急に今までよりも10℃近く冷え込んだので、寒さもひとしお。
 家でも寒さに耐え切れず、こたつを出すくらいの冷え込みです。
 登山やキャンプにお越しの方は、防寒着を忘れずに!

 さて、24日は、宮崎県延岡市北川町の「川坂川を守る会」の方々12名が、自然観察会の研修にいらっしゃいました。
 「川坂川を守る会」は、北川町の川坂川周辺や家田・川坂湿原をフィールドに活動している団体で、「家田・川坂湿原」は、希少種・固有種の水生植物が多く生息しているとして、環境省の重要湿地500選に選ばれています!

日本の重要湿地500
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観察会研修の様子

 観察会の研修は、真剣そのもの。皆さん、カメラを片手に、九重の自然を守る会のガイドの方の話をじっと聞いていました。
 このような形で、自然保護の輪がつながることは、とても楽しいことですね。

 現在タデ原では、ツルニンジンの花が見ごろを迎えています!
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ツルニンジン
キキョウ科

 このツルニンジン、別名を「ジイソブ」といいます。
「ソブ」とは、長野県の方言で「そばかす」のことを言うそうで、花冠の内側の斑点を、これに例えたものだそうです。
「ジイ」はお爺さんの爺からきているとのこと。
 これに対してお婆さんの「バアソブ」も存在しますが、ジイソブは葉が無毛であることから見分けられるそうです。

 ススキの穂がきらめくタデ原へ、秋の空気を吸いに、ぜひ散策においでください!
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タデ原
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by chojabaru-visitor | 2011-09-24 12:17 | 長者原ビジターセンター

山に咲く花

 先週の9月15日(木)、久しぶりに牧ノ戸峠から、黒岩山~泉水山に登りました。
天気予報では、下り坂の天気だったのですが、時折風に吹かれて霧雨が顔に当たり、とっても気持ちがよかったです!
 黒岩山山頂付近の野原では、マツムシソウやアキノキリンソウがたくさん咲いていました!!
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マツムシソウ
マツムシソウ科

 マツムシソウをたくさん見たのは、去年以来だったので、大興奮でした♪

 そして、秋の深まりを感じさせるリンドウも開花していました。
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リンドウ
リンドウ科

 なによりも美しかったのはススキの穂。
太陽の光をうけて、銀色に輝くススキをかき分けて進む登山道は、まるで映画のワンシーンのようでした!
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ススキの穂

 眼下に広がる景色を見ると、夏は一面若草色だった、タデ原湿原も少し色が変わり、確実に季節が移り変わっているのを感じます。
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タデ原

 今回、タデ原周辺ではなかなか会うことのできない、植物たちにたくさん出会うことができました!
 その一部をご紹介します。

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ツルリンドウ
リンドウ科

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ホクチアザミ
キク科

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ホソバノヤマハハコ
キク科

 秋の野の花の観察には、今の時期が一番良いですよ♪
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by chojabaru-visitor | 2011-09-19 14:50 | 旬のおススメ

秋のお月見探検!「あげたへぇ~さげたへぇ~」中村編

 9月12日はなんの日か知っていますか?
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 写真を見ておわかりになった方もいるかもしれません。
 今年は、9月12日が「中秋の名月」と呼ばれる満月の日でした。

 ここ飯田高原では、昔から「名月様」といって、各家々では収穫のお祭りとして、感謝の気持ちを込めて、とれた農産物や山の恵みをお月様にお供えする風習があります。
 そしてお供えが終わったものを、近所の子供たちが「あげたへぇ~さげたへぇ~」(「お月様にあげましたか?それとももうさげましたか?」)と言って1軒1軒まわり、もらいに行く行事がありました。

 この行事は、飯田高原では太平洋戦争を境に、徐々に廃れてしまったとのことでしたが、去年地域の方々の協力により復活し、今年で心機一転2回目になります。

 今回は、この中秋の名月の日に合わせて、飯田高原中村中地区の道路沿い11軒の方々に御協力いただき、飯田高原お宝探検隊を中心に、お月見の風習を学ぶ行事を実施しました!

 最初に、なぜまんまるお月様を見ると、ウサギが餅をついているように見えるのか、ウサギの伝説についてお話がありました。
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「むか~しむか~し、おサルさんとキツネさんとウサギさんがいて…」

 お月様について学んだあと、さあ出発です!

 家の前に立って、「こんばんは~!あげたへぇ~?さげたへぇ~?」と問いかけます。
すると、家の人が出てきて「あげたば~い」(お供え物したよ~)と声をかけてくれます。
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「あげたへぇ~さげたへぇ~?」

 それから子供たちは、どこにお供え物があるかを探して、いただいて帰ります。

 中には、大人の優しいいたずら心で、子供たちの目にかからない、少しわかりにくいところにお供えしている家もあります。
 でも、そのお供え物がどこにあるのかを探すのが、とっても楽しいのです♪
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「あ~あった!!」

 たくさんの栗、トウキビ、トマト、お団子、お菓子…
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お供え物

 本来的にはお月様へのお供え物ですが、皆さん「少しでも子供たちの思い出になれば!」とのことで、たくさんお供え物をしてくださっていて、感動して目がうるんでしまいました。

 今は自然と人間の生活が直接かかわりあうような行事は、ほとんどなくなってしまいましたが、飯田高原でこんなに素朴で温かくて、風情のある素敵な行事に出会えて、よかったなぁと思います。

 子供たちは、月よりもお菓子のほうに興味があったようですが、子供たちのふるさとの温かい思い出の1ページになれば、本望です!

 協力していただいた全ての地域の皆さん、ありがとうございました!!
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by chojabaru-visitor | 2011-09-13 17:55 | 環境教育活動

大分大学とタデ原の外来種駆除活動を行いました!

 9月6日(火)、大分大学の学生さんと、前回のオオハンゴンソウ駆除活動で取りきれなかった、タデ原のオオハンゴンソウ駆除活動を行いました!

 今回は、すでにオオハンゴンソウが結実して、種子ができているために、種子部分を切断してビニール袋に入れる作業を行いました。
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作業の様子

 前回取り残したオオハンゴンソウが大変多く、絶望的な状況だったのですが、大学生の力により、少し希望が見えたような気がします。
 といっても、オオハンゴンソウの脅威がなくなったわけではなく、来年も再来年も、毎年毎年何らかの対策をとらないと、湿原部分までオオハンゴンソウが侵入してくるのは時間の問題です。
 
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大学生の力!

 さて、オオハンゴンソウの脅威にさらされているタデ原では現在、次々と秋の花が開花しています。

 その中でも、かわいらしい花の模様のアケボノソウにぜひご注目ください!
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アケボノソウ
リンドウ科

 アザミによく似たこの花は…
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タムラソウ
キク科

 タムラソウには、葉に刺針がなく(とげとげしていない)とから、アザミの仲間と見分けられます。

 たくさんの貴重な花々が咲くタデ原湿原を保全するため、オオハンゴンソウを始めとする外来植物対策の模索が続きます。
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by chojabaru-visitor | 2011-09-09 17:34 | 自然保護活動

長者原ビジターセンター周辺の自然や、それに携わる人の活動を中心に、情報発信していきます!http://www.facebook.com/choujabaruvisitor
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