長者原ビジターセンタースタッフのブログ

<   2012年 11月 ( 2 )   > この月の画像一覧




九重町にて、ジオパークシンポジウム&ジオウォークが開催されました!

 こんにちは、種村です。
 一雨ごとに寒さが厳しくなる、今日この頃。飯田高原では霜がおりはじめ、布団からなかなか出られなくなる季節となりました。

 11月13日(火)、九重町文化センターにて、「おおいた九重ジオパークシンポジウム&ジオウォーク」が開催されました。

 これは、大分県と九重町が共催したもので、地質遺産を主体とする、貴重な自然遺産を保存・利用するジオパークの概念を広く知ってもらうことと、九重における貴重な地質遺産等を見直すことを目的として行われたものです。
a0201077_101167.jpg
シンポジウムの様子

 「ジオパーク」と聞いて、ピンと来る方は少ないかもしれません。
ジオパークとは、地球科学的に見て重要な自然の遺産を含む、自然に 親しむための公園のことで、ジオ(地球)に親しみ、ジオを学ぶ旅、ジオツーリズムを楽しむ場所のことを言います。

 現在日本国内では25地域が、日本ジオパーク委員会にて、日本ジオパークに認定されており、そのうち洞爺湖有珠山・糸魚川・島原半島・山陰海岸・室戸が、世界ジオパークに加盟認定されています。

 ジオパークについて、もっと知りたい方はこちら↓↓
日本ジオパークネットワーク ホームページ

 まず基調講演として、阿蘇火山博物館館長の池辺伸一郎氏により、「九重火山の魅力とジオパーク」についてお話いただきました。
a0201077_1155154.jpg
講演の様子

 ジオパークは、UNESCOの支援団体である、「世界ジオパークネットワーク」が認定するもので、条約に基づくものではありません。
 世界遺産との違いについては、世界遺産が「場所」「保全」に重点が置かれるのに対し、ジオパークは「人と活動」「保全と利用」を前提にとらえているなど、ジオパークの概念について、わかりやすく教えていただきました。

 また、阿蘇地域における日本ジオパーク認定に至る道筋や、阿蘇地域が今年度、世界ジオパーク認定を逃したことから、今後世界ジオパークを目指すにあたって、九州内で世界ジオパーク認定となっている、島原半島との取り組みの違いを出していかなければならないなど、興味深い話がされました。


 九重火山の魅力については、約100万年前~90万年前に活動したカルデラである、猪牟田カルデラが、現在の野稲岳・花牟礼山・涌蓋山・万年山に囲まれた玖珠川流域に存在したといわれており、重要な地質遺産であると、興味深い話を聞くことができました!!
 また、八丁原発電所をはじめとした地熱発電所も、九重らしいジオサイトであるとのことです。
a0201077_113975.jpg
黒岩山山頂から地熱発電所の様子

 火山・温泉・地熱発電所・湧水・湿地など、みどころとなる地形と地質遺産はたくさんあるので、これと地域の歴史・文化・人々の暮らしとのかかわりの物語を作っていくことで、九重独自のジオサイトになっていくのでは、という言葉で、締めくくられました!
a0201077_1224074.jpg
くじゅう連山とタデ原(11月15日撮影)

 その後、パネルディスカッションにて、九重地域のジオサイトの活用について、活発に議論がされた後、午後は地元の方の案内で、九重町内のジオサイトをまわりました。

 コースは、小松地獄→タデ原→振動の滝→青野山→竜門の滝と、町内を一周するようなコースで、私はタデ原の案内人を務めました。

 
a0201077_11563858.jpg
小松地獄でのジオウォークの様子

 これから九重地域が、ジオパーク認定を目指すのかどうかはさておき、こんなにも多様なジオサイトが、九重町内に存在することを、参加者それぞれが再確認した、シンポジウム&ジオウォークとなりました!
[PR]



by chojabaru-visitor | 2012-11-20 09:57 | 自然保護活動

飯田高原少年クラブとの野鳥の巣箱づくり!

 こんにちは、種村です。長者原はめっきり寒くなって、三俣山では初冠雪が記録されました!

 さて11月10日(土)、毎年恒例になりました、地元の飯田小6年生の加入している「飯田高原少年クラブ」(事務局:飯田公民館)と、野鳥の巣箱づくり&巣箱かけを行いました。

 
 巣箱を利用する野鳥としては、シジュウカラやヤマガラなどが知られていますが、今の時期に巣箱をかけておくと、野鳥たちが来年の春の営巣にむけて、営巣箇所の下見をすることができ、巣箱を利用しやすいとのことです!

 
 巣箱づくりに入る前に、「九重の自然を守る会」の歴史について、簡単にレクチャーを行いました。この団体は、地元「九重」で、自然観察会や樹名板の設置、高山植物保護、そして遭難対策など、この九重の自然に深くかかわっている団体で、発足から今年で51年を迎えます。

 レクチャーでは、守る会を立ち上げた「赤峰武」氏の紹介や、昭和37年の遭難事故、そしてミヤマキリシマの保護活動などについて、説明しました。
a0201077_10203570.jpg
レクチャーの様子

 さて巣箱づくりですが、指導にあたってくれた九重の自然を守る会の皆さんも、少年クラブとの巣箱づくりが今年で4回目になるため、ベテラン指導員さんです!
 子供たちも道具の使い方がとても上手で、あっという間に1枚の板から、巣箱を作り上げてしまいました!
a0201077_10374562.jpg
巣箱づくりの様子

 中には苦労した子もいましたが、早く作り終わった子が手伝ってくれて、みな無事に巣箱を作ることができました。
a0201077_1027288.jpg
いい笑顔♪

 午後は、作った巣箱を持って、タデ原自然研究路や、雨ヶ池コースにかけに行きました。
 私の班は、鳥の巣箱をどんなところにかけたらよいのか、簡単なアドバイスをして、子供たち自身に巣箱をかける場所を探してもらいました。
 
a0201077_10345694.jpg
巣箱をかけているところ

 そのあとは、去年の少年クラブの会員がかけた巣箱10数個を、来年も野鳥が利用してくれるようにと、巣箱掃除を行いました。
a0201077_10445883.jpg
巣箱の掃除

 巣箱の中には、今年の春に野鳥たちがコケを運んで、ふわふわのベッドを作って利用した跡があり、子供たちも興味津々でした!
 何回も何回もコケを小さなくちばしにくわえては、巣箱の中に運んでいる姿を想像するだけで、そのけなげさに感動してしまいます。

 巣箱の中には、コケの層の上に、なぜか落ち葉がしきつめられたものもあり、「これは誰のしわざだろう??」とみんなで考え込んでしまうものもありましたが、コケの層の上にドングリが入っており、「もしかしたらネズミが利用していたのかも!?」ということでした。

 自然の中は、不思議な発見でいっぱいです。
 そんな不思議をみんなで発見して、驚き、楽しんだ、巣箱づくり&巣箱かけになりました! 
[PR]



by chojabaru-visitor | 2012-11-14 10:36 | 環境教育活動

長者原ビジターセンター周辺の自然や、それに携わる人の活動を中心に、情報発信していきます!http://www.facebook.com/choujabaruvisitor
by chojabaru-visitor
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

メモ帳

ファン

ブログジャンル

画像一覧